ケアマネジャーの主な仕事は5つ

主な仕事内容は
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主な仕事内容は

要介護認定のための調査

介護サービスは要介護認定を受けた人しか利用できません。まずは介護サービスを希望する要介護者とそのご家族にヒアリングを行います。本人や家族の話をじっくりと聞いて現状を把握し、どのような介護が必要なのかを判断するためです。
その後、ケアマネジャーの調査やヒアリングを基に、要介護度が認定されるわけですが、要介護度によって受けられるサービスが異なるので正確に判断する能力が求められます。

ケアプランの作成

要介護度は1人ひとり違います。そのため、ライフスタイルや身体能力など状況に応じたケアプラン(居宅サービス計画書)を作成しなければなりません。このケアプランがなければ要介護者は介護サービスを受けることができないので、とても重要な仕事ですよね。

介護給付費の管理

介護保険サービスを利用した際に発生する「介護給付費」の管理もケアマネジャーが行います。
事業所が介護給付費を受け取るためには、国民健康保険団体連合会に必要書類を提出し、請求しなければなりません。提出期限を過ぎてしまうと、給付金の支給が翌月になってしまいます。事業所にも迷惑をかけてしまうため、期日までにきちんと計算し、書類を作成する能力が必要です。

周囲との連携や調整

要介護者が適切なサービスを受け続けるためには、市区町村、介護サービス事業者、本人とご家族が協力しなければなりません。
介護保険サービスの種類はたくさんあり、状況や希望に応じて訪問介護と通所介護(デイサービス)のどちらかを選択することになります。施設や事業所にはそれぞれ特色があるので、評判が良い施設でも要介護者の性格によって合う・合わないが分かれます。ですが、要介護者に合う施設を自力で探すのは簡単ではないんです。そのため、状況を熟知し、各施設のカラーを把握しているケアマネジャーが代行することになります。また、要介護者の要望を施設に伝えたり、逆に施設の意見を要介護者にわかりやすく伝えたり、といった仲介役も担っているため、要介護者にとってケアマネジャーは貴重な存在だといえますね。

定期的なモニタリングと再評価

ケアプランを作成し介護サービスを開始したからといって終わりではありませんよ。その後も、その内容が適切かどうかモニタリングすることが必要です。要介護者の目標は課題をクリアし、健康になること。目標達成に向けて順調に進んでいるのであれば、さらに目標に近づくようにケアプランを見直さなければなりませんよね。そのためにケアマネジャーは定期的にモニタリングや介護サービスの再評価を行っています。