気になる!ケアマネジャーの給与事情

給与は比較的高め!
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給与は比較的高め!

相場は?

ケアマネジャーに転職した場合、給料は上がるのか下がるのか、どれくらい変わるのか気になるところですよね。勤続10.2年のケアマネジャーを例に挙げて見ていきましょう。この場合の給与相場は「平均月収は28.7万円」「手取りにすると約22.9万円」「ボーナスは年間で64.8万円」です。
この金額には残業代や各種手当が含まれており、勤続年数も考慮されているので、勤続年数が短い人やケアマネジャーになったばかりの人は、もう少し低くなるかもしれませんね。
ボーナスは月給の2.2ヶ月分、およそ64.8万円です。これを夏と冬の年2回に支給するところもあれば、一時金として支給するところもあります。ただし、すべての施設や事業所でボーナスを支給しているわけではありません。
介護労働安定センターの「介護労働実態調査」によると、2,000人以上のケアマネジャー(正社員)のうち、約55.6%が「ボーナスをもらっている」と回答したそうです。残り44%の人がボーナスをもらっていないことになりますよね。ボーナスではなく寸志という形で支給しているところもありますが、約26%の人が「ボーナスはない」と回答しているので、全員には支給されていないことがわかります。

年収に換算すると

これらのことからケアマネジャーの平均年収は約409万円となります。もちろん、勤続年数や各種手当などで変動する可能性もあるので、大体350万円~400万円程度が相場だと考えておくといいでしょう。
また、性別によって給与も異なります。実際、男性の方が女性よりも月4万円ほど給与が高い、というデータもあります。男性の方が給与が高い理由は、出産などのライフスタイルの変化に左右されにくいので高い役職に就いている人が多い、家族手当をもらっている、などです。

他の職種と比較すると

厚生労働省の「介護報酬実態調査」によると、医療・福祉系の仕事の中で基本給・ボーナスが最も高いのは看護師で、それにケアマネジャー、言語聴覚士・理学療法士・作業療法士、生活相談員、一般の介護士が続いています。介護の仕事の中でもケアマネジャーは高水準であるといえますね。
また、給与は勤続年数や各種手当によって額も変動します。手当の金額をチェックしてみると、一番基本給・ボーナスが高い看護師は約7.4万円ですが、一般的な介護士は約8.1万円、ケアマネジャーは約7.8万円と看護師よりも高くなっています。介護士からケアマネジャーにステップアップすることは活躍の場が広がるだけでなく、収入が増える可能性もあるということです。